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用語解説

  • No : 37803
  • 公開日時 : 2020/04/13 08:52
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スマートファクトリー/スマート工場

スマートファクトリー/スマート工場
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回答

スマートファクトリー(smart factory)は、FAやITを使ってものづくりの自動化や最適化をはかった次世代の工場を意味します。工場内の一つひとつの機器や装置を人が動作させるのではなく、それぞれがデータで連携し自律的に動作することで、生産の効率化や製品の品質改善、安全性の向上などをはかります。第4次産業革命とも呼ばれる「インダストリー4.0」を具現化した工場として語られることも多いです。

何をもってスマートファクトリーとするかについては、具体的に定義するものは特にありません。しかし一般的には、機器の稼働状況の可視化など個別の作業の自動化から範囲を広げ、生産ライン全体をネットワーク化して最適化を実現した工場が、スマートファクトリーと位置付けられています。スマートファクトリーによるものづくりの例には、大量生産と個別ニーズへのカスタマイズを両立させる「マスカスタマイゼーション」などがあります。

スマートファクトリーを実現する要素技術の一つが「IoT」(Internet of Things)です。製造現場にIoTを導入し、さまざまな装置からリアルタイムに情報を収集して分析することで、生産効率の向上などに有用な情報を導き出します。それをその装置だけでなくネットワーク経由で他の機器や装置の制御にも生かし、設備全体の自動化や最適化を進めます。

ものづくりがすべてデジタルデータを軸に行われるため、ロボットやAIなどを活用しやすく、作業をロボット、分析をAIで行うことで、人の経験やノウハウに依存するものづくりから、データに基づくものづくりに発展させることができます。データは製造現場の管理など工場マネジメントにも生かすことが可能です。

スマートファクトリー実現に向けた課題の一つは、工場内のすべての機器や装置をどのようにつなぐかという点です。それぞれの機器や装置はメーカも導入時期も異なる場合がほとんどで、対応するネットワークが違うだけでなく、ネットワークの機能自体がないものも少なくありません。そのため、一つのネットワークで結んでデータをやり取りすることは容易ではないのが実情です。

また工場で使われるFAは、もともと工場の外とつなぐことを前提としていないため、経営部門とつないで高度な管理を行うことができない場合もあります。スマートファクトリーを目指す製造業が拡大するにつれて、それらの違いを吸収できるプラットフォームの重要性が高まっています。
 
 

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